010.溺れたエビの検死報告書 / アノマロカリス (2013)

甲殻類がこわい。食べ物の好き嫌いという話ではなくて、単純にその姿かたちがサイエンスフィクションすぎてこわい。大阪の海遊館にあるタカアシガニの水槽はまったく目玉スポットでもなんでもなく、ただただ数体がこちらを向いてたたずんでいるだけなのです…

005.荒井由実 / 14番目の月 (1976)

もう曲ならびが壮観すぎる。「14番目の月」「中央フリーウェイ」「天気雨」「避暑地の出来事」と、70年代日本の夏がまるごと詰まっているかのよう。海へドライブするすべての車で聴かれてたのでは…とすら考えずにはいられません。1986年生まれの身としてはこ…

002.青葉市子 / うたびこ (2012)

薄い薄いページを一枚ずつ丁寧にめくり、読み聞かせるように歌う。ところがその相手はこちら側、聴き手ではなく、彼女が携えたギターなのかもしれない…そう思いついたとき、どきっとしてしまいました。少女の鍵つきの日記、あるいは密やかなお人形遊びをほん…